乗りつぶしの旅10/8 〜西武・秩父・東武〜

 9月は全く乗りつぶしをできていなかったので、うずうず乗りたい欲が湧いてきた10月。残りは少なくなりつつ在る関東ですが、日帰りアプローチできる区間がまだありましたので、秩父を中心とした乗り鉄へ行って来ました。

西武鉄道池袋線(池袋〜吾野57.8km)


 土日の早朝に出ている、池袋発の秩父鉄道直通列車、長瀞・三峰口行きの快速急行を狙い撃ちしてスタートです。これなら、池袋線西武秩父線秩父鉄道と一気にクリアできます。

 車両はこんな形になっており、登山客をターゲットとしたクロスシート。西武にこんな車両があるのも初めて知ったので、びっくりしました。乗客はさすがに登山、ハイキング客が多く、でかい荷物を持った年配の方に取り囲まれての旅になりました。
 所沢近辺までは西武ドームへ行くために頻繁に乗っていますが、小手指から先は未知の区間武蔵藤沢から航空自衛隊の敷地脇を突っ切っていく面白い景色や、飯能駅でのスイッチバック、そこからの登山鉄道化と、通勤路線でありながら非常に面白い路線でしたね。

西武鉄道西武秩父線吾野西武秩父19.0km)


 長らく乗り鉄をやってきていますが、駅に止まったところからこれだけお墓が見える駅は記憶にない、そんな吾野駅からは西武秩父線へ突入。ここからは駅ごとに数人の登山客がお好みで降りる感じの本格的登山鉄道。トンネルも多くなり、勾配を感じ続ける乗り心地でした。トンネルの中ですれ違いをしたのもビックリでしたね。そして西武秩父駅へ到着。ここで殆どの客が降り、列車は秩父鉄道へ入るのでした。

秩父鉄道秩父本線(羽生〜三峰口71.7km)


 まずは三峰口方面へそのまま直進していきます。客は少ないが沿線は寂れた感じもない印象。道の駅の案内が出てましたし、休日は車社会なんでしょう。

 終点の三峰口へ到着。バックに見える壮大な山が素晴らしいですね。ここから登山客用のバスが出ており、自分以外の客は皆そちらへ行っていました。

 駅舎の内部。何か落ち着いた、そして懐かしい雰囲気があってステキな駅舎でした。

 終着駅なので車両も幾つか。3つあって皆違うあたりが、ローカル私鉄の特徴がよく出ていますね。
 そして折り返して熊谷を目指します。ここからは緩やかに下りながら、平地を駆け抜けていく路線に。特段寂れたところもなく、のどかな田園風景を突き進んでいきます。途中に桜沢駅でSL列車とすれ違うという幸運も。

 熊谷周辺からは栄えた感じになっており、ここから羽生までは都市間をつなぐ路線に。一分での対面乗り換えでした。途中、西羽生駅のひらがな表示が一文字消されて、「にしはにゅ」になっていたのは可愛かったです。乗客には学生が目立ってきます。

 そして終点の羽生へ到着。ここから東武伊勢崎線に乗り換え、館林を目指して行きます。

東武鉄道佐野線(館林〜葛生22.1km)


 館林駅からは東武鉄道の佐野線へ。館林は栄えているのですが、そこからは割と開けた田舎な風景が続きます。

 佐野のあたりで賑やかになりますが、終点の葛生は本当に長閑な場所でした。乗客も少なく、私鉄の奥のローカル線といった雰囲気は十分に味わえる路線でした。

 駅の周りは静か。すぐ近くに交通量の多い道路はあり、駅前じゃない所が栄えているのかなという印象でした。

東武鉄道伊勢崎線〜帰路

 新規に乗りつぶした路線は以上になるのですが、その後は東武伊勢崎線の終着駅、伊勢崎駅まで行ってきました。東武動物公園〜羽生間は未乗なのですが、48.3kmも乗りつぶしたので写真を。

 太田駅のホーム構造。普通なら6番線までしか置けない構造なのに10番線まであるだと…。

 伊勢崎行きホーム。ここから先はほぼ隔離されたローカル線のワンマン仕様になります。路線的には浅草まで伸びてるんですけどね。

 終点の伊勢崎駅は工事のまっただ中で、仮設のような駅舎になっていましたね。

 JRの伊勢崎駅ホームから東武伊勢崎駅を眺めて。

私鉄乗車記録

  • 今回乗車キロ数:191.7km
  • 通算乗車キロ数:5109.6km
  • 私鉄未乗キロ数:2399.8km

 とうとう、5,000kmを越えました! ここから先が大変なのは十二分に分かっていますが、年内に定めていたターゲットをクリアできたので、充足感でいっぱいです。