乗り潰しの旅1/7 〜東武東上線と終電との戦い〜

 正月も終わって仕事も一週目は軽め。元気は余ってるしどこか乗っておくか、というノリで東武の誇る東上本線を往復することに。しかしそこには、意外な強敵が待っていた…。

東武鉄道越生線(坂戸〜越生10.9km)


 会社から池袋まで出て、ラッシュ真っ只中の東武東上線に乗り込んでスタート。当然座れる椅子などなく、立ちながら車窓を眺めます。そして坂戸で乗り換えて越生線へ。単線、ワンマン路線ながら、東上線へのアプローチも工夫されたダイヤで本数も多く、乗客もそこそこ乗っていました。都心への通勤圏としてはギリギリ機能している感じでしたね。ただ、車窓はあまり該当も見えず暗く、平地をひたすら駆け抜けていきます。終点の越生はJR八高線と共用でしたが、あちらは本数が殆ど無いこともありひっそりしていました。当然、折り返して坂戸へ帰ります。

東武鉄道東上本線(池袋〜寄居75.0km)


 池袋から森林公園のあたりまでは都心〜ベッドタウンといったよくあるパターンで、印象としては埼京線に似ている感じでした。しかしそこから小川町まで行くと人もすっかり減り、そこから先、寄居までの単線区間は見事なローカル線に。東上本線としてひとつの路線ながら、屈指の通勤路線といった顔と、ローカル線の顔を持ち合わせるという面白い路線でした。この日は冷え込みも厳しく、埼玉県の郡部に至れば外気は氷点下。寒さに凍えながらの移動になりました。

 終点の寄居駅は、JR八高線秩父鉄道との共用で、本数は少ないものの、六線もあるホームの構造は豪華の一言。折り返しを待つ間に秩父鉄道の列車の発車も見ることができました。また、秩父鉄道の乗り潰しで訪れることになるでしょう。
 ハプニングが待っていたのはここからの帰り道。新年会帰りのサラリーマンがポツポツ乗って来る中、池袋まで豪快に折り返していたのですが、川越を過ぎた辺りで踏切トラブルがあって10分以上停車してしまいます。こうなると終電との戦いが勃発。幸いなことに復旧後は列車も飛ばしてダイヤの復旧に努めて事なきを得ましたが、自宅へのアプローチ路線で乗った電車は、終電の2本前で余裕はたった10分でした。久々に乗り潰しで危険なダイヤになり、もっと危機管理を頭に入れて乗り継ぎを組むべしと、改めて気を引き締められた感じでした。

私鉄乗車記録

  • 今回乗車キロ数:85.9km
  • 通算乗車キロ数:3914.1km
  • 私鉄未乗キロ数:3591.2km