乗りつぶしの旅5/3 〜二つの登山鉄道〜

 松本で一泊してからの二日目。お昼に松本市野球場での野球観戦を挟みながら、長野、山梨の二つの登山鉄道を巡ってきました。

アルピコ交通松本電気鉄道上高地線(松本〜新島々14.4km)


 朝起きてはじめに向かったのが松本電鉄松本駅の端っこのホームからひっそりと出発します。GWの午前中ということもあり、登山客が乗客の半分以上を占めていました。途中には松本大学があり、学生の姿も見られます。

 終点の新島々駅は、乗鞍方面への登山用のターミナル駅の役割を兼ねており、その向こうの高山の名前まで見える案内図がありました。

 この日はここで50人以上がバスに乗り換え、重装備を背に山へ向かっていました。大盛況でしたね。当然山には登らずにそのまま折り返して帰ったのですが、帰りは松本駅に向かう住民の方で社内は徐々に賑わっていきました。ここも近郊は松本への通勤路線で、新島々まで行くと登山客への観光路線と、二つの意味合いを兼ねる路線。長野は山に囲まれて中核都市が分散していますので、こういった似たタイプの路線が各所にできるのかもしれません。

富士急行大月線(大月〜富士吉田23.6km)


 野球観戦を終えて、松本からは特急あずさで大月駅まで。ここからは富士急行の往復に向かいます。大月駅ではここでも鉄道むすめの姿が…。私鉄乗りつぶしをやってると各所で見かけるので、ついつい興味をそそられてしまう自分が。

 大月駅ではラッキーなことに、折り返しで普通車運転をしているフジサン特急の車両に乗ることができました。

 内装はやや照明が暗く、シートの感覚は広々としており、ちょっとレトロな雰囲気で優雅に旅が楽しめます。社内の案内表示もなかなか味がありました。そしてそのまま直通で河口湖線に入ります。

富士急行河口湖線(富士吉田〜河口湖3.0km)


 富士吉田駅スイッチバックし、進行方向が変わって河口湖方面へ。途中には綺麗にライトアップされていた富士急ハイランドの姿も。5分ほど乗ればもう河口湖駅へ到着。

 河口湖駅は終着駅らしく、3つのホームに電車が並んでいました。どれもカラーリングが違っている形ですね。

 駅前にはバスターミナルもありましたが、観光地というよりは首都圏などへの高速バスが走っているようなターミナルでした。
 今回の旅で、長野県、山梨県は無事に踏破できました。アップダウンの激しい乗り鉄でしたが、他の地方では見られないようなところも多く、良い旅でした。

私鉄乗車記録

  • 今回乗車キロ数:41.0km
  • 通算乗車キロ数:4195.3km
  • 私鉄未乗キロ数:3314.2km