乗り潰しの旅8/22 〜合宿所帰りついでにモノレールとか東急完乗とかの旅〜

 前日のこどもの国乗りつぶしに加えて、相模原からの帰りに立川で離脱し、多摩都市モノレールから小田急多摩線、そして東急世田谷線乗りつぶしを決めてきました。

多摩都市モノレール(上北台〜多摩センター16.0km)


 立川北から上北台までは、学生時代に西武ドームに行く時に、試しにと上北台〜西武ドーム間のバスを利用していたのでかなり昔にクリア。そんなわけで、立川北から多摩センターまでを乗って完乗を目指します。
 かなり高度は高く、下にはひたすら住宅地が密集しており、日中に乗っているとなかなか楽しい路線でした。運転席の後ろには正面を見渡せる座席もあり、そこに座ればさらに見晴らし良好でしょう。途中に大学もたくさんあり、夏休みでも学生は大量に乗り込んで、さすが近年黒字化した路線なだけありました。

 小田急多摩センター駅から、モノレールの多摩センター駅を見上げて。こう見ると高度がかなりあるのがよく分かります。

 この、半分乗ればあと400円でいいわ運賃は面白かった。確かに通して乗る人は少ないだろうけど。

小田急多摩線新百合ヶ丘唐木田10.6km)


 そして小田急の微妙な盲腸線多摩線へ。それにしても多摩センター駅は不思議と、小田急多摩センター、京王多摩センター、多摩センターと三駅微妙に名前が違います。小田急と京王なんて並んでいるので、こんな絵に。
 まずは唐木田駅へ1駅乗って、新百合ヶ丘まで乗り切るルートに。唐木田駅はいかにも私鉄のターミナルでない終着駅といった雰囲気でした。多摩線全体は、山切り開いて頑張って線路引きましたよ感のある車窓で、東急田園都市線っぽいものを感じました。

東急世田谷線三軒茶屋〜下高井戸5.0km)


 都心には、まだこんな路線があったのか。
 基本的に乗り鉄一本で育ってきて、鉄道雑誌やらと無縁でここまで乗ってきているので、路線図と時刻表を見るだけの予備知識で挑むスタイルなんですが、路面電車に近いこんな路線だったとは思いませんでした。駅に着いてまずビックリした。
 Wikiを見ると、元々玉川電気鉄道だったのを東急が吸収した路線だとかで、成立過程からも、今の東急のメイン路線とは全く違ったものになっているのでしょう。列車に乗ることによって、歴史的背景を読み解けるのは、私鉄の乗りつぶしならではの楽しみだな、と最近分かってきました。

 山下駅から一度下高井戸へ。この小さな路線と京王線とが上手く組み合わさった駅のデザインは秀逸でした。
 長年の歴史により完全に生活に溶け込んでいる路線で、乗った夕方は常時立っている客がいるほど。全駅無人駅でも十分に大量輸送していました。

 そして三軒茶屋へ到着して終了。ホームには、折り返しの列車を待つ乗客で溢れていました。下町な景色の中をこんな小さな列車が走っていくのは、なんかいいですね。