乗り潰しの旅8/7 〜つくば・千葉編〜
先月、JR全線完乗を果たしてから、新たな目標として立てた2020年までに私鉄乗り潰し。その過程を後々確認できるようにってのが、そもそもはてな開設の一番の理由だったので、忘れないうちにまとめておきます。ミンゴスイベントからそのまま乗り鉄になだれ込んできた。
つくばエクスプレス(秋葉原〜つくば58.3km)
都心近郊と郊外とで全く違う顔を見せる路線という印象。秋葉原から八潮のあたりまではよくある路線だなという車窓が広がっていたものの、流山を過ぎたあたりから、徐々に高速鉄道としての真価を発揮。駅間が広がるに連れて速度も上がり、車窓に広がるのどかな風景と、駅前のニュータウンとしての姿のギャップが見ていて非常に楽しかった。こういう都心へのアクセス抜群な郊外に住みたい。流鉄流山線(馬橋〜流山5.7km)
TXを南流山まで折り返し、武蔵野線経由で新松戸へ。そこから徒歩で幸谷へ乗り換えたら、首都圏とは思えないローカルな光景が広がっていた。PASMOってなんですかと言わんばかりの圧倒的存在感の有人改札。やってくる電車は普通だったんですが、ビルの合間で全体的に陰った駅の構造と、この雰囲気に圧倒。都心からこんなに近くに、ここまでローカルな路線があるとは初めて知りました。あとビックリしたのは、この写真をTwitterにpostしたら、もう長年の付き合いの大学の後輩から、それ家の近くです!ってレスが返ってきたきたこと。知らんかった。
終点の流山駅。駅名標や時刻表など、随所に見える手作り感から滲み出る昭和な雰囲気は貴重だった。
新京成電鉄(松戸〜京成津田沼26.5km)
その後は馬橋まで行き、常磐線に乗り換えて松戸へ。そこから新京成電鉄へ乗車。松戸〜新鎌ヶ谷、新鎌ヶ谷〜津田沼と大きく二つの生活路線に分かれてる印象。沿線は民家が並びなかなかの活気で乗客も途絶えず、立派な地元の足でした。京成千葉線(京成津田沼〜千葉中央12.9km)
直通電車でそのまま京成千葉線へ。概ね京葉線と並走している路線でありながらコンスタントな乗客。京成本線からの連絡で支えられてるんでしょうか。京成千原線(千葉中央〜ちはら台10.9km)
一種の物悲しさすら感じた、昔は栄えてた路線。複線の規模で作られた立派な高架や駅を、片側の線路やホームが外され、封鎖された状態の中単線電車が走っていく。ちはら台駅の線路の終わり。明らかに延伸の可能性が残っていたんだろうなと思わせる風景。他の京成線と異なった雰囲気が気になり帰宅してWikipediaを調べてみて、そもそも京成千原線が千葉急行という別会社であったことや、ニュータウン構想による鉄道敷設計画が中途半端に頓挫した例だと学ぶ。栄えている千葉駅前からたった十数分のところなのに、独特の哀愁を感じる路線。
千葉都市モノレール1号線(千葉みなと〜県庁前3.2km)
京成千葉に戻ってモノレールへ乗り換え。このあたりから日が落ちた。当日は千葉みなとの方で花火大会があったのか、大量の浴衣姿の人並みに揉まれながら往復しただけだったので、久々のモノレールと急カーブに驚いた程度で取り立てての感想もなく。千葉都市モノレール2号線(千葉〜千城台12.0km)
こちらはじっくりと乗れた。途中で高度がグッと変わったり、カーブも多くなかなか面白い路線。ただ土曜の夜の割には乗客も少なく、社長を公募するなどの経営難が見て取れる車内の雰囲気でした。大きな要員は高額な運賃なのは一目で分かるんですが、これってテコ入れが一番難しい状況。終点まで行って、都賀まで戻って、JR総武線にて離脱。約6時間の旅ながら、路線によって全く異なった顔を見せる、私鉄の乗り潰しの醍醐味を理解できました。