水樹奈々ライブで東京ドームに行ってきた

 声優として史上初の東京ドームライブということで、荒ぶる水樹奈々クラスタに誘われたので快諾。普段何度も野球を見に行っている東京ドームがライブになるとどうなるのか、という点も非常に興味があったので、初めての水樹奈々ライブに参戦してきました。

12/3 NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2011 QUEEN'S NIGHT@東京ドーム


 その日は昼間で中山競馬場にいたので、荷物をコインロッカーに放り込んで水道橋駅に着いたら、既に仕上がり切った人人人。明らかに巨人戦前よりも活気があるんじゃないかと思いながら、今回8連番でご一緒する仲間と合流。昔からの水樹奈々ファンのメンバーの、既に上がりきったテンションを見ていると、素直に羨ましいなーと。開演前に恒例らしい、円陣を組んでの「1・2・3・4・5・6・奈々ー!」にも加えていただきました。確かに各所でやっていた。

 また、今回は大学の後輩達の水樹奈々ファンも大変気合が入っており、フラワースタンドを出すため頑張っていたので、一口乗って来ました。企業中心にかなりの数が出ていたので場所が後ろの方だったのは仕方ないですが、ランティスやらなんちゃらやらと並んで堂々と立っているのはなかなか壮観。ブルーローズの色合いも綺麗で、いい仕事をしておりました。
 今回のライブのセットは、その名の通り城がコンセプト。東京ドームのライトポールの辺りからレフトポールまで、横長の巨大な城が出現していました。真ん中からは花道が伸びており、スケールのでかさは半端無かったですね。自分は一塁側の野球で言うとB指定席の辺りのかなり上段から見ることになりましたが、視界はクリアで遠くても悪くない席でした。普段野球を見ている空間がこうも変貌するのかと、とても興味深くセットを見ていました。
 そしてライブ開演。ドームをいっぱいにするサイリウムの海は美しく、城のてっぺんからリフトで降りてくる水樹奈々というスケールの大きさにいきなり圧倒。何よりも印象的だったのはいわゆる厄介系が少なく、統制の取れたドームいっぱいの青いサイリウムでした。東京ドームがサイリウムの光でいっぱいになるのは、幻想的ですらありました。
 歌い始まればアニサマなどでも発揮されていた安定の歌唱力。生で聞きたいなと思っていた夢幻から、気球に乗って客席の近くまで飛んでいくPOWER GATEという序盤のコンボだけですっかり引き込こまれました。水樹奈々の歌っている時の表情はいいよなーと毎度思います。
 その後も衣装替えの合間の凝った映像で笑い、曲調に応じてのがらりと変える空間や衣装と、ライブの一つの頂点を見せられました。知らない曲も何曲かありましたが、会場にあわせて乗っていれば十分に面白かったです。途中、プラネタリウムのポエムとライオンに乗って登場する姿にはやっちまった感がありましたが、同行した玄人たちがこれはいつものことだからと鮮やかなスルーを決める姿が素敵で。そして終盤のStay Goldから始まるTears'Night、残光のガイア、ETERNAL BLAZEのラッシュは本当にに楽しかったです。
 自分自身、あまり思い入れのない人のライブに行ったのは久しぶりでしたが、行って初めて分かることも多く、さらにこの業界の頂点を極めたエンターテイメントを味わうことができて、非常に刺激的でした。随所に感極まるキャリア組の水樹奈々ファンの姿も印象的でしたね。自分もライブ会場であんな表情してみたいものだと思いました。ビギナーからベテランまで皆で感想を語り合い、楽しく会場を後にすることが出来ましたね。