9/25 横浜−広島(横浜スタジアム)

 気がつけば秋風。先日の楽天にとっての千葉マリンに続いて、もう広島にとっての横浜スタジアム最終試合ということに。今年ハマスタでスクワットしないまま終わる訳にはいかないというわけで、二ヶ月ぶりのカープ戦行ってきました。

5点!5点!合わせて10点! YB4-10C


 すっかりCS争いからも脱落気味ではありますが、それでもカープファンでレフトスタンドはいっぱいに。相変わらず、関東のカープファンのモチベーションの高さには驚かされます。
 この日の先発はカープが今シーズン初となる今井で、横浜の先発はカープ相手の成績が抜群に良い高崎。試合前にはワンサイドのビハインドゲームになって永川を拝むのは勘弁して下さい…なんて言ってたのですが。

 試合前にはビッグフラッグも登場。この日はさらにブラックホッシーになぜかバーバパパのマスコットも登場して、かなりカオスなショーを繰り広げていました。ブラックホッシーの攻撃にTBSの豚のマスコットが撃沈され、エキベーに舐められて蘇生するという一連の流れには思わず笑ってしまいました。
 試合の方は両先発がイマイチな滑り出し。初回から満塁のピンチを背負った今井でしたが、なんとか持ちこたえてそれ以降も先頭打者は出すもののなんとか堪えて堪えて耐え忍ぶピッチング。そして打線が4回に一気に応えます。クリーンナップで作ったチャンスに、バーデン、廣瀬の連続タイムリーで2点を先制し、さらに投手今井のピッチャー強襲ヒットを挟んで東出と木村昇吾の連続タイムリーと、鮮やかに打線がつながり一気に高崎をノックアウト。最近のカープではなかなか見られなかった見事な集中打でしたが、右打者は逆らわず流して左打者は逆に引っ張ってという、意識付けが効いていたような気がします。
 その後の4回裏には珍事が。まずは二番手でマウンドに上がったブランドンがそのまま打席に入り、まるで野手のような構えから鮮やかな流し打ちで三遊間を抜いてNPB初打席初ヒットの快挙。ボールは審判、ボールボーイを経由して、無事に横浜側のベンチまで運ばれていました。そしてこの回、ヒット→ゲッツー→単打×3→凡打で、なんと1イニング4安打しながら0得点。横浜もいろいろ厳しいですね…。結局今井は6回を1失点というナイスピッチングで後続に託します。
 後を託された今村に対して、筒香が放った打った瞬間に分かるライトスタンド一直線のホームランはびっくりしましたね。最後失速したとは言えいい角度で上がった最終回のフライも含めて、筒香のスイングの魅力はしっかり伝わってきました。思い切り振れるだけではなく、バットコントロールの柔らかさもあって好感が持てます。来年は開き直って一年使ってみて欲しいなぁ。

 8回表、しばらく沈黙していたカープ打線が久々の大噴火。代打前田のセンター前ヒットから火がつき、満塁で打席に入ったのは守備固めで起用されていた天谷。レフトスタンドからは「働け働け天谷」の熱いスリーコールでしたが、それに反発するように放たれたタイムリーヒットは素晴らしかったです。燃えました。栗原、バーデンも繋がってこの回も5点、5+5=10点です。カープの2ケタ得点の生観戦なんていつ以来だ…。

 その裏は大量リードの場面で永川が登場。息をするように失点します。そしてこの試合の一番のハイライトが訪れます。荒波の打席で突如鳴り響く「ジャンジャーン ジャジャジャジャーン」から始まる暴れん坊将軍のテーマソング。代打ノリさんの登場です! ハマスタの入場曲は選手のコール前に入るので、この曲から入ったら「ノリさんがあらわれた」感が半端ないですね。永川の甘いボールを完璧に捉えたように見えた打球はフェンス前で失速、平凡な外野フライに終わりました。あの角度で上がってスタンドに行かないノリさんなんて見とうなかった…。

 そしてスコアボードでノリさんと直人が並んだのは、とても…楽天っぽいです…。

 見どころばかりだった3時間半も終わり、ヒーローインタビュー前にはハマスタラストゲームということで、選手がレフトスタンドまで挨拶に来てくれました。こういった時間はとても良いものです。そしてヒーローインタビューに呼ばれた今井の、「ようやくチャンスをもらえた」という言葉が印象的でした。二年ぶりの勝利を弾みに、あと一ヶ月頑張って、来年につなげて欲しいものです。

 これで2011年のハマスタ観戦も終了!お疲れ様でした。来年もハマスタ来てみかん氷食うぞ!

観戦成績

  • 今期34試合目(広島戦観戦成績:1勝2敗)
  • 次回予定 10/7:明治神宮野球場 ヤクルト−広島