丹下桜さんの秋ライブに行ってきた

 前回の夏ライブはアイマスライブツアーの札幌と被ってしまい断念。気がつけば五月以来四ヶ月ぶりの桜さんのライブとなりました。心の清涼剤として、すっかり欠かせないものになってきました。

9/19 丹下桜 LIVE・SAKURA@SUNPHONIX HALL


 この日は秋ライブということで、秋がテーマの楽曲メインだろうなと思いながら事前に曲を確認したりしていたのですが、あまり思い当たる曲が多くなく、セットリストが読めないライブとなりました。今回の場所はなんと三列目!右の端の方ではありましたが、これまでにない距離感で、さらに朗読パートの時には目の前が定位置と、実に素晴らしいポジションでした。
 そして冒頭、いきなり懐かしの「今はまだ遠いLovesong」のイントロが流れてきて歓喜ときメモのドラマシリーズの頃の懐かしの名曲。確かに秋穂みのりのテーマソングなので秋にぴったりなんですが、まさかライブでまた聴けるとは。前日にラジオでオンエアされただけでも盛り上がっていただけに、相乗効果でより胸に来るものがありました。
 合間に最近のお仕事の話などを挟みながらライブは進んでいきますが、なんと不意打ち的に流れだしたイントロがカードキャプターさくらのOP曲「Catch You Catch Me」じゃないですか! これは桜さんがカバーはしていたのですが、生ではこれまで一度も聞いたことがない曲。しかも週末にはCLAMPフェスティバルも控えていたので、歌ってそっちかなーと思っていただけにビックリです。しかも早口の所を歌う時の桜さんの、モーションがかわいくてかわいくて。一つ人生の思い残しがなくなったような気がしました。
 そしてその興奮も冷めない所へ、立て続けに来たのが1998年に出したシングル曲の「FREE」でした。これは特に衝撃的でしたね。これまで自分が参加した活動再開後のライブで歌われた休養前の曲は、アップテンポのいわゆる元気な桜さんの曲がほとんど。この曲は桜さんの透明感と言えばいいのか、あの頃の桜さんの独特な繊細な面が歌われていた曲だったので、系列的にライブで来る曲じゃないという先入観がありました。それだけに聞いていて、やや感極まる部分がありました。こういった曲を歌って貰えるのなら、もっと幅も広がりますし、もっと期待できるサプライズも大きくなります。この曲をもう一度生で聴ける日が来るとは思っていませんでした。
 絵本朗読コーナーもいつも以上に盛り上がり、この日の桜さんと会場の一体感は、本人も「ライブ感のあるライブ」とブログ書かれていますが、素晴らしいものがありました。最後も「MAKE YOU SMILE」に「Stand by Me」といった、昔メインを張っていた楽曲での締めくくりとなり、会場のテンションが上がりすぎていて、誰か暴発しないかという妙なヒヤヒヤ感すらありましたね。会場中がいい意味で「でき上がっていた」ライブだったと思います。
 これまで以上に、自分にとっての桜さんのライブの大事さに気付かされた回でした。年内はあと10月と12月の二回が予定されていますが、しっかりスケジュールの都合をつけて参加したいなと思います。今から次が楽しみで楽しみで、年に何度もこんな機会が訪れるとは、いい時代になったものですホント。