乗りつぶしの旅7/16 〜北九州空港から筑豊を回る旅〜

 アイマスライブももう四週目で今度は福岡!というわけで、北九州空港から上陸して、鹿児島空港で離脱するという乗り鉄プランを組み合わせ。今回もダイナミックに行ってきました。

平成筑豊鉄道田川線(行橋〜田川伊田26.3km)


 北九州空港からはバスで朽網へ出て、そこからJRで平成筑豊鉄道の起点である行橋駅へ到着です。JRのホームの片隅に駅があるスタイルでしたが、終着駅なのに無人駅。車両の中でフリーきっぷを買いました。

 まず迎えてくれたのはゆめタウンでラッピングされた車両。カラーリングは鮮やかですが、どうしてもゆめタウンと聞くと広島のイメージが先に出てしまうのは自分だけなのか…。

 車両の中は地方の私鉄の割にきっちりと広告が埋まっており、営業努力が伺えます。この車両で崎山駅まで。終点の前には客は自分一人になっていました。

 崎山駅無人駅。このあたりに来ると、駅前には少しの宅地と畑くらいしかない光景になります。ネーミングライツによりれいめい拳.comなんて名前が付いていましたが、これスピリチュアル系のサイトなんですが…。

 ホームから線路を見下ろすと、枕木オーナーの仕組みもありました。いろいろお金を集めるのに努力しています。

 そしてやってきた列車に乗って金田駅に向かいます。この車両を見た現地の女子学生は「レトロだー!」と喜んでました。

 中に入ってみると、たしかに内装がリフォームされていて美しい。のんびりと車窓を流れる山と畑の風景を見ながら、金田駅に向かいました。田川伊田駅からは、伊田線に入ります。

平成筑豊鉄道糸田線(金田〜田川後藤寺6.8km)


 金田駅で乗り換えて田川後藤寺へと向かいます。今度の車両はつり革にまで広告が。しかもそれを新潟の会社が出しているなど不思議な光景。どういう営業をしているのか興味が出ます。

 この路線は学生中心に30人くらい乗っていたか。20分弱を揺られて田川後藤寺へ。ここはJR完乗を目指していた頃、最後の方に乗ったので記憶に残っています。その後はすぐに折り返して再度金田へ。

平成筑豊鉄道伊田線(直方〜田川伊田16.1km)


 そして金田から再び伊田線へ。ここで乗ったのは車体にマスコットキャラクターのちくまる君が大胆に描かれているラッピング車両。窓もお構いなしのこのデザインはダイナミックです。ここからも20分弱乗ればもう直方。この日乗った区間の中では、一番客が乗っていましたね。直方の近くになるに連れて、どんどん栄えていました。

 そんな終着駅直方ももちろんネーミングライツで、こじんまりとした可愛い駅でした。コストの削減をしっかりやりながら、お金を稼げそうなアイデアには貪欲に挑んでいる、そんな努力が伝わってくる楽しい路線でしたね。車両も面白かったですし、元気な私鉄のあり方がよくわかりました。

筑豊電気鉄道黒崎駅前〜筑豊直方16.0km)


 直方駅から徒歩10分ちょっとの先にある、筑豊電鉄直方駅。直方の商店街を歩いていくと、魁皇新記録ムードにあふれており、どこのお店も1,046円特別メニューを店頭に貼っていました。

 九州らしい暑さの中到着した筑豊直方駅

 駅は高架の上にありますが、車両そのものは路面電車のようなこじんまりとしたスタイルでした。直方と黒崎を一直線に結ぶ路線ですが、沿線はずっと市街地で乗客が入れ替わりながら常時立ち客もいるなど、大変な賑わいでした。地域の道路沿いを駆け抜ける形になっており、非常に立地条件が良い印象。

 学生や地元のおばちゃんらの会話を楽しみながらあっという間に駆け抜けて黒崎駅へ。こちらは逆にJR駅併設のビルの下に潜り込むような作りになっていました。生活に密着している路線でしたね。

福岡市交通局3号線(七隈線)(橋下〜天神南12.0km)


 その後博多に出てライブに行き、天神で軽く飲みながら打ち上げた帰り、それでも乗ってしまうのが悲しい性であります。天神南から七隈線へ。

 土曜夜だったこともあり、天神から乗った客が徐々に降りていく乗車状況で、最後には車両の客がまた自分一人に。思わずカメラを構えてしまいましたが、ライトグリーンの座席にやわらかい照明と、実に気持ちの良いデザインの車両で大変気に入りました。九州方面って、センスのいい車両多いですよね。

 三十分ちょっとの乗車時間で終点の橋本へ到着。折り返しの電車も結構乗客が乗り込んできたのは驚きでした。さすが天神。

私鉄乗車記録

  • 今回乗車キロ数:77.2km
  • 通算乗車キロ数:4491.6km
  • 私鉄未乗キロ数:3017.8km