6/24 西武−楽天(県営大宮公園野球場)

 西武が大宮開催を始めてからなぜか、長らく楽天には順番が回ってきていませんでした。そして2011年にしていよいよ楽天戦が組まれ、待望の初訪問となりました。

『5X』って表示だけ見るとかっこいいね L7x-4E


 打たれた瞬間には、もう笑うしかなかった。
 大宮公園野球場は、大宮駅から徒歩で約20分かかりました。駅前からは同じ大宮公園内にある、NACK5スタジアムをホームスタジアムとする、大宮アルディージャのポスター、フラッグなどが多く見かけられましたね。

 そして駅から歩く最後には、同じ大宮公園内にある氷川神社への道を案内する大きな鳥居が。鳥居を抜けて野球場に行くなんて経験は、あまりないので新鮮に映りました。このあたりまで来ると、慣れた感じで球場に向かう西武ファンも多く見られて、安心して着いて行きました。

 到着した大宮公園野球場高校野球の埼玉県大会のメインスタジアムということで、スコアボードは新しくビジョン付きに加えて、早くもBSO表示にまで対応できています。さらに時間表示や本日の試合結果表示など、地方大会の中心球場らしい構造が良いですね。ただし、打率などの数字は表示されません…。

 そして大宮といえば名物のライトスタンドの急斜面。このソリで滑り降りることすらできそうな斜面のせいで、西武が3塁側をホームとして使い、立ち応援は危険だと、1塁側内野席の一角が、応援用の席としていわゆる外野応援者のために開放されておりました。マツダスタジアム以来となる、内野席からの応援になります。そしてスタンドの奥にはNACK5スタジアムの姿も見えます。左打者が引っ張ったら場外ホームランが出ておかしくない構造なので、同時に試合ができないのもよく分かりますね。

 そしてもうひとつのお目当て。高校時代から大好きで応援していた、今治西の熊代こと、西武の熊代が一軍帯同。プロのユニフォームでは初めて見ることができました。この日は試合でも良いシーンを多く見せてくれて、楽天を応援しながらもちょっと嬉しかったですね。ヒットエンドランのサインを無理やりさばく野球センスは素晴らしい物があると思うのです。

 また、この日は埼玉県の誇るコバトンも応援に駆けつけていました。カメラを向けたらいいポーズ撮ってくれましたねー。ユニフォームも作るなら、サイズの合った帽子も作ってあげませんかねぇ…。

 この日のスタメン。もちろん4番ルイーズが発表された瞬間は爆笑に包まれていました。どうしてこうなった。熊代もスタメンで心のなかでガッツポーズ。

 試合が始まってからは球場もほぼ満員に。こういった地方球場らしい雰囲気が大好きです。このアングルからの観戦になるので、打者のバッティングフォームを横から見れたのは面白かったですね。特にガルシア。そしてファーストの際どいプレーなどはしっかりとタイミングが分かり、逆に右中間からセンターへの打球の方向がよくわからなかったりと、いつもと違った感覚でした。また、この日は最後の球場も盛り上がりきっているところで、地元大宮の英雄平尾博嗣が登場。この時の場内の歓声、コールの大きさはさすがでしたね。地方球場でのこういった光景は気持ちの良いものです。
 試合…については、もうねぇ、なんて書こうかねぇ…。序盤に打線が気持ち良く繋がって苦手の帆足から4点を奪ったときにはこれ以上ないくらいの興奮でした。楽天が帆足を打てるなんてなんて貴重な場面に立ち会えたのか、なんて思ってました。先発のヒメネスは明らかに悪い状態ながら拙攻にも助けられて持ち堪え、その後の継投も綺麗に決まって二点差で最終回にスパイアー。ああ、本当に大宮まで来て良かった、そんなことを思ったころもありました…。最終回にフォアボールを出してフェルナンデスから打った瞬間に分かる同点弾を浴び、またフォアボールから崩れてランナーを貯めて、最後は浅村に止めを刺されるサヨナラ3ランホームラン。結構サヨナラは浴びてきてるのですが、「5X」の文字がスコアボードに刻まれたのは、生観戦では初めての経験ではないでしょうか。これで負けたら仕方ない流れだっただけにキッツい負け方でした。
 これで関東は見事に6連敗。自分も観戦6連敗。翌土曜日は自分はいけなかったんですがチームは勝ったので、関東での連敗は止まりました。あとは月曜に、自分の観戦連敗も止めてはいただけないでしょうか…。

観戦成績