6/5 ヤクルト−楽天(明治神宮球場)

 統一球とはなんだったのかとはなんだったのかとはなんだったのか。

星野野球やめやがった! S13-5E


 交流戦関東4連戦シリーズ三戦目。舞台を神宮に移して、何かと縁のある選手の多いヤクルト戦で切り替えたいところでしたが、東京ドーム以上の悲惨な試合に…。

 球場の周りでは、つば九郎や燕太郎がファンに囲まれていましたが、生で動く燕太郎の動きがいい感じにキモかった。明らかにドアラ路線を狙ってるなーというのも分かるのですが、これはこれで独特のキモさでなんとなく惹かれる。キモカワイイからカワイイの大部分を引いた感じ。

 外野スタンドは前日に引き続き遠征組が多くて良く入ってました。試合前にはヤクルト石川の100勝の連盟表彰も行われてました。入団以来ほぼ10年ローテを守って、負け越してるシーズンが1回だけって、何気にとんでもない数字です。

 スタメン発表時に懐かしい誤植が。まるでノリさんと山崎隆広の呪いのような、蘇りし「中村真」「山崎武」表記。試合中に気付いたのか、こっそりと直されてました。
 先発は楽天が誰もいないので片山、ヤクルトが増渕の調子がイマイチなので赤川と、両者ともに谷間。ある程度は打ち合いになるかなと思いましたが想像のはるか上へ。初回に三安打を固めながら無得点と相変わらずの楽天クオリティを見せつければ、二回にはバント失敗を含め2ベースに二つの四球を固めながら0点という酷い攻撃。四回にもノーアウト2,3塁をドブに捨てた後、ヤクルトの恐ろしい反撃が…。
 ワンナウトからデッドボールでランナーを出してから4連打であっさり4点を取られるも、ベンチの選択はゲリラ先発だった片山の続投。連闘から中3日での先発マウンドという過酷な条件で崩れ始めた片山を、ベンチは見捨てました。そこからさらに5連打で仕上げはホームラン。統一球として初めての1イニング10得点。ただ片山は投げ続けました。

 何よりも納得がいかなかったのが、片山の続投。ブルペンも異変を察知して小山らが肩を作り、皆ベンチから出てきて戦況を見つめていました。同じブルペン仲間である片山が無茶な起用で炎上しているのを、ただ外野脇のブルペンから見ることしかできないもどかしさが、こちらにまで伝わってきました。この試合は、ファンよりも選手よりも誰よりも早く、ベンチが、監督が試合を投げたという、決して許されない試合でした。こんな試合で、勇気、届けられますかね。
 後半も拙攻に次ぐ拙攻ながら、最後に伊志嶺や鉄平の活躍によってタイムリーが飛び出した点だけが救いでした。そして応援団はもう完全にお遊びモードに。懐メロ大会になったりしておりましたが、気になったのはコールなどの不徹底。応援歌で遊ぶのはいいのですが、コールはその時の打席にたっている選手でないと失礼だと思うのですが、あの雰囲気のスタンドではそういった制御が出来ていませんでした。いつもと異なったリード等をする際に、ファンの後ろのポジションでリーダーだけが言うのでは、言葉が伝わりません。団員をもっと配備するなど、もう一工夫が欲しかったですね。ファンの数も多かっただけに…。
 こうして自分の中でも糞試合ランキングにランクインする、ひっどい試合は終わりました。気がつけば観戦成績も五分に。救いがあるとすれば、この試合中に発表された田淵コーチの打撃コーチ職解任だけか。関東での全敗だけは、避けたかったのですが…。

観戦成績