6/4 読売−楽天(東京ドーム)

 負けたら最下位、相手投手は内海。これ以上の逆境なんて存在するかい?

最下位に再会 G2-0E


 久々にぶれたスコアボード写真しか無くてしょんぼりした。
 楽天ファンなら誰もが知っているであろう、とりあえずどんな状態であろうと内海は打てないという現実を、今年もざっくりと突き付けられてしまうのでありました…。たまには2点くらい取らせてくれませんかねぇ。
 この日も東京ドームのレフトビジター応援席は超満員。お客さんでKスタで配られていた、交流戦の頑張ろう東北ボードを持っている人がかなり多かったので、仙台からの遠征組も多かったのでしょう。自分も、今年初めてお会いできた方がいました。球場仲間ってあまり連絡先を聞かないものなので、無事が確認できると少しホッとするものです。この日はMLBの被災地支援プログラムがあり、なんと閖上地区の小中学生が東京ドームに招待されており、スタメンキッズに。この時に実に丁寧に子供に話しかけている長野の姿には、これまでのイメージをちょっと変えられましたね。
 試合は初回に奇跡的にランナーを3塁まで進めることができるも、以降はヒットは出るものの攻めあぐねるという最近のお約束となりつつあるパターンに。一方投げる方は東京ドームの巨人戦といえばノムさんのゲリラ先発を思い出してしまう谷間のプロフェッショナル川井貴志。この日も前回同様の素晴らしい内容でしたが、初回に坂本に先頭打者ホームランを打たれてしまったのだけ痛かった。しかしそれ以降は非の打ち所が無いピッチング。テンポもよくサクサクと試合が進んでいき、見ていてとても楽しいピッチングでした。
 そしてその川井にあっさりと六回で代打を送ってしまって自ら流れを手放し、追加点を奪われて止めを刺される残念な結果に。収穫は川井のピッチング、美馬のピッチング、あとは復調気配がはっきりと感じられた鉄平のバッティングくらいでしたね。内海に負けるときはこんなもんでしょ、という感じの試合でした。これでとうとう最下位に転落です。今の状態なら転落というよりは、帰ってきた感が強いんですが…。何より関東での交流戦が3戦全敗ってのが悲しいです。明日明後日頑張ろう。
 試合後は最後の巨人戦となることもあり、エール交換。巨人応援団からはがんばれコールに加えて、ベニーランドのチャンステーマの演奏が。楽天応援団もがんばれコールから、なんと矢野謙次の応援歌を返しました。初めてやったが楽しかった。残ってエール交換をしていると、ヒーローインタビューを終えた坂本が、わざわざサインボールの一つを楽天ファンのいるゾーンに投げてくれたのは印象的でしたね。

 そして昨日は何故か開いてなかった巨人のビッグフラッグは今日は全開でした。昨日は誰か犯人がいたん…だろな。
 最後にちょっと満たされた気分になった話を。今日久しぶりにお会いした仙台の方から、「甲子園も皇子山も行ってたでしょ! テレビで映っているのを見て本当に嬉しかった。ちゃんと応援を続けてくれてるのが分かって嬉しかったよ!」と声をかけてもらいました。
 今回の地震については、楽天ファンとしてどうすればいいかということを考えさせられました。野球の外野席では、名前も素性も連絡先も何も知らないが、顔は知っていて言葉は交わす仲間という独特の人間関係があり、自分自身それがとても心地良いのです。いろいろ考えた結果として、過去のエントリでも書いたように、自分は従来以上に遠征したり、必死に仕事を調整したりして球場に足を運ぶ、行けない人の分まで行ける自分が頑張ろう、なんてことを決めました。純粋に行ってみたかったのが第一ではありますが、それもあって甲子園や皇子山も無茶して遠征していました。そういった仲間達に何かを感じてもらえればいいな、と思っていました。
 独りよがりだろうけど自分にできることはこれだろうと思ってやってきたのですが、実際にテレビに映っている知っている楽天ファンの姿を見ることによって、少しでも気持ちが明るくなった方がいたのであれば、本当に嬉しいの一言です。これからも自分にこそできることを探しながら、東北と楽天を応援して行きます。これまでたくさん楽しい思いをさせてくれたところですから。

観戦成績