チョコレートガールズ2の本公演千秋楽に行ってきた(三日連続四回目)

 あっという間に過ぎ去っていった五日間、そしてとうとう本公演の千秋楽。自分の人生でもここのところでトップクラスに入る、熱い一週間ではなかっただろうか。

2/13 チョコレートガールズ2(五日目夜)@前進座劇場


 今回びっくりしたのは中にあったこの貼り紙。調整ができたらという前提でしょうが、カメラが入っている=映像化が決まれば出せるということ。この舞台には思い入れも半端じゃなくなってきているので、それが叶うことを願うばかりです。カメラが入っているということに、千秋楽ということも合わさって、今日は観客の拍手、手拍子のノリが一段と良かったですね。
 舞台そのものは基本的にいつも通りの進行でしたが、回を重ねていくうちに進化している動きもあり、今回も実に面白かったです。たい焼きを焼くシーンでのアドリブが回を追うごとにパワーアップしていたり、昨日も書いた酒井香奈子VS明坂聡美のバトルシーンについては、前日とまた全然違った動きで摩訶不思議な戦いを繰り広げていました。映像なのか舞台上なのか、どっち見て笑えばいいんだ状態。ぬーぬーもリアクションが豊富になっていて嬉しかったです。あ、中村先生は別格。
 そして今回、千秋楽でもあり一番の熱演を見せてくれたのが座長の小山兄貴。チョコレートガールズにとって一番大事なシーンにて、同じ台詞を言っているはずなのにいつも以上に魂が乗り移った感じで声が震え、そしてその台詞を正面から受け止めている役者さんの方にもそれが伝わり、眼は潤み声が震えながら応える、凄い熱演でした。心動かされるシーンでした。
 この日のゲストはシークレット。蓋を開けてみるとなんと美郷あき橋本みゆきいとうかなこジョイまっくすと豪華な四人。このメンバーの歌は昔から親しんできていたので、個人的にも凄く得した気分になりました。これまではゲストが自分の持ち歌を歌っていましたが、今回は皆でバレンタイン・キッスを歌います。その時に後ろで前作の振りを始めるチョコレートガールズの面々に、途中から一緒にその振りを始めるアズキガールズの面々。実に良いステージでした。
 歌については、もうほとんど覚えてきてしまっている自分が。そして改めて思うのがダンスの完成度の高さ。あまり広くないステージに最大で8人もが同時に大きなモーションで踊り、そして頻繁にフォーメーションを変えながら歌うステージは、相当の練習を繰り返さないと辿りつけないと思います。普段一番ダンスを見ているのはアイマスのライブですが、それ以上に完成されたステージでした。それまでの舞台での台詞やアクションのすべてを覚えながら、ダンスのクオリティをここまで高めた努力は凄いの一言です。妥協なきエンターテイメントです。
 最後はいつものカーテンコールに加えて、役者さんそれぞれからの一言がありました。今回のステージには決して欠かせなかった男性陣の言葉から笑いと感動を。そして女性陣からは口々に映像化、音源化、そしてチョコレートガールズ3をやって欲しいとの言葉が。座長も前向きなことを言っていましたし、期待しちゃいましょう。そしてぬーぬーからは、こんな大きなステージで初めての舞台を迎えられたことの感謝と、仲間への感謝の言葉が。皆さんの言葉の節々から、役者さんの中での連帯感や雰囲気の良さが伝わってきて、本当に暖かい気持ちになりました。本当に素晴らしい舞台に選んでもらえ、良い役をいただけたものだと思います。沼倉愛美の代表作になって欲しいステージでした。
 そして残りは明日のバレンタインスペシャル公演一回。何としてでも会社をスムーズに離脱して、チョコレートガールズ2のラストを見届けたいと思います。体力的にもハードな舞台でしたが、皆様が無事に最後の公演を終えられることを願っています。