9/23 西武−楽天(西武ドーム)


 ホーム最終戦だしさらに優勝がかかることになるかもと、一ヶ月前には確保していたチケット。その想像通りの33,000人満員御礼。領土を半分奪われたライトスタンド、場内全体で振られる青いフラッグ。小さく密集する楽天ファンはその圧倒的アウェー感と明日を担う若手の躍動に、燃えた。

最下位は最下位なりにやることがある L3-4E

 まさか雨の中、球場に入るまで15分も列に並び歩かされるとは思わなかった。まさかの駐車場まで連行ですよ。ビックリだ。
 先発はプロ初登板初先発の菊池、前日の試合と同じく若手にあふれて汎用応援歌が6/9を占めるスタメン、相手は優勝争いで追い詰められている西武でエース涌井。正直言って勝てそうな雰囲気には見えませんでしたが、初回から果敢に攻める菊池のピッチングが勝利を手繰り寄せた印象。確かにボール球は多かったが、逃げたとかコントロール不能だとかではなく、攻めて行って少し外れた結果のボールが多く、テンポも出しているランナーのわりに良かった。勝ち方を知っている投手かも、というイメージを持ちました。
 そして枡田慎太郎から始まり、聖澤が繋いで、最後は中川大志が決めるという3回の攻撃は、来期以降の楽天の明るい姿を見せてくれたようで、本当に気持ちよかった。涌井から、前の打者が敬遠された状況で、プロ初打点を挙げてしまう中川は何か持ってる。

 この日のライトスタンドは、半分がライオンズファンのゾーンとして仕切られていました。千葉マリンでは見慣れた光景ではありますが、西武ドームでは記憶の限り初めて。一時小競り合いみたいなのが起きてたようですが、概ねこの試合展開でも平和なライトスタンドでした。これは西武球団いい仕事。
 ブラウンの退場は各所で話題沸騰してますが、ベースに走っていったのでベース投げ撮影しようとカメラ準備したら、ベースが投げられることはなかったというお笑い。ライトスタンドも皆爆笑。いいもの見た。
 その後は山村→片山→青山→小山と早め早めの必死の継投でしたが、最後に小山が大劇場を展開し、さらに故障してその後を最近ダメダメな川岸に託してしまう始末。生きた心地がしない中見守るしかなく、押し出しそして三振試合終了。消化試合なのに寿命が縮まるとんでもなく疲れた試合でした…。

 しかし、若手が活躍して菊池の初勝利がかかった試合を、楽天としても落とすわけにはいかんのです。最下位球団はこういった試合でリーグを引っ掻き回すのが最後の仕事。良い仕事ができました。

観戦成績

 残りの楽天戦の観戦予定は1試合だけなので、まさかの今シーズン観戦試合勝ち越しを達成しました!やったね!