今年も榊原ゆいにゃんのバースデーライブに行ってきた

 もうすっかり自分の中での恒例行事となっている、榊原ゆいバースデーライブ。今年も幸か不幸か野球はクライマックスシリーズ争いから脱落していたので、何の支障もなく行けました。毎度持って行ってるタオルは2007年の時の物販モノ。時代を感じるわ…。

10/10 榊原ゆい Happy☆LOVE×ライブ2011@中野サンプラザホール


 毎年四時間を超える耐久戦なので、今年も調整は万全にして挑みました。今年は中野サンプラザが会場でしたが、ここは去年のブシロードライブ以来でしょうか。会場前では東北物産展が普通に開かれており、それはそれで賑わっていて不思議な光景。
 榊原ゆいバースデーライブは、長い、ダンス中心のカラオケライブというイメージが定着していますが、今回は色々と裏切ってくれました。今回の座席は16列目くらいの右側。前席が欠席だったので視界も完全にクリアで言うことなしの環境でした。ヲタ芸に加えて、今回はウルトラ系サイリウムの複数同時持ちも禁止に。見る分には快適な環境ではありますが、会場内のウルトラ系の絶対量が目に見えて減ったように思えました。
 まずはお約束の前説ですが、毎度ビッグネームの声優さんを連れてくるのに、今回はまさかの榊原ゆいの父親。カミカミな上にバックでペットの鳥は鳴きゆいにゃんが笑ってるカオスな展開でしたが、愛情は十分に感じられました。面白かった。そして冒頭の恒例のオープニングムービーは全力坂のパロディ。本人に加えてダンサーの皆も全力で坂を登ったり、合間でコンビニ焼きそば食ってたりと限りなくフリーダム。相変わらず、客を笑わせることに本気すぎます。
 ライブパートに入ってからは、アルバム曲を中心に平穏な幕開け。毎度楽しみにしているダンスパフォーマンスタイムも序盤に持って来てました。今回のタンバリンを使ったダンスパフォーマンスは、個人的には過去を振り返っても一番ツボに入りましたね。動きと音のリズムが絶妙で実に良かった。そして例年なら終盤にやられるHappy Birthdayの合唱がまさかの序盤に投入。しかしこれで会場の雰囲気もかなり温まった印象でした。
 中盤にもう一丁サプライズが。基本的に本人+ダンサー以外がパフォーマンスしない「ゆいにゃんのための」ライブなのですが、DJ SHIMAMURAとのコラボコーナーが。jewelry daysEternal Destinyといった鉄板曲に加えて、ニューアルバムの名曲Moonlightを作ったコンビで生歌とDJ。これは盛り上がりました。
 そこからのちょっとまったりコーナーで待望のパーソナルスペースを披露。この曲はゲームで出た時からすごくお気に入りで、アルバム収録と見た瞬間から、バースデーライブでの生歌を楽しみにしていたので、念願叶って大満足でした。さて、そろそろ後半戦かなと思ったこのタイミングで、なんともう終わりとの話が。アンコールで盛大にやってくれるんだろなーと期待はしましたが、Change&Chance!→片翼のイカロスという個人的に思い入れが強いラッシュが来たので一旦燃え尽きました。
 アンコールの声を抑えるラブトラちゃんによるトークパートを経て、再度幕が上がってビックリ。まさかの生バンドが! ゆいにゃんはいつも自分とダンサーだけのカラオケライブで、昨年のカルテット構成での弦楽生演奏で初めて生音が解禁されたのですが、とうとうバンドチームを投入してくるとは! これだけは意識してやらないんだろなーと思っていただけに衝撃的でした。しかもアンコールなのに勢い良くバンド構成で5曲を披露。生バンドでのSparkle!→message!は燃えましたねー。
 そしてダブルアンコールへ突入。生で聴くのがずいぶんと久しぶりになる愛のGUSH!でコールを決めて、最後にライブでこその名曲ONENESS!もバンド、ダンサーつきでやってくれました。この曲は久しぶりに自分の中のリミッターが飛んだ感じで拳を振り上げましたね。今年も想像の斜め上に突き抜けていくライブ。ちょっと物量的に物足りないかもなーと思ったのですが、冷静に考えればソロライブで26曲もやれば十分のはずであり、感覚が麻痺してますね…。
 最後の挨拶の時には、記憶にないくらいストレートにゆいにゃんが涙を流していました。今回のライブは数多くの前例のないサプライズに溢れていて、個人事務所でやることを考えると、本当に大変だっただろうなと推測できる豪華な構成でした。それだけにやり切った感みたいなものがあったんだろうなと。毎年のように来ているからこそ、今年の気合の入りっぷりは本当にストレートに伝わって来ました。こういった全力を同世代の人に見せつけられると、自分の中でも活力が湧いてきます。そういう意味でも、自分にとって毎年大切にしているライブです。

 最後はラブトラちゃんがお見送りに。関係者からの花に混じって、ラブトラちゃんのこんな綺麗なアートも。関係者にも愛されて、いろんなところで歌ってるのがよく分かりますね。今回もステージから関係者席いじりをやっていました。
 今年も本当に楽しく、自分自身も燃え尽きたライブでした。やっぱりこの榊原ゆいバースデーライブに来ないと、秋が本格的にやって来る感じがしないですね。まずは来年の春ライブ、そして来年のバースデーライブと、毎年二回の機会を大事にして行きたいと思います。